南米生まれの「飲むサラダ」マテ茶
古来から南米で飲み継がれてきたマテ茶は、お茶・コーヒーと並ぶ世界三大飲料のひとつです。
マテ茶は『飲むサラダ』とも言われており、肉料理中心の南米では野菜不足を補う飲料として重宝されてきました。
マテ茶とは?
マテ茶は、モチノキ科の灌木の葉や枝を乾燥し、粉砕、精製したものに熱湯を加えて飲用します。
すっきりとした、爽やかな味わいが飲みやすく、脂っこい肉料理などによく合います。
マテ茶には、「グリーン・マテ茶」と「ロースト・マテ茶」の二種類があります。
グリーン・マテ茶
緑色のマテ茶です。
収穫したマテの葉を乾燥させて粉砕し、味と香りを高める為に約一年間貯蔵して熟成させて作られます。
ロースト・マテ茶
グリーン・マテ茶を更に焙煎したものをロースト・マテ茶(ブラック・マテ茶)と呼びます。ローストする事により、香ばしさが加わり飲みやすくなります。
マテ茶のカフェイン量
マテ茶には少量のカフェインが含まれています。
入れ方によっても変わりますが、カフェインの含有量はコーヒーの約1/4、紅茶の約1/3、緑茶の約1/2程度と言われています。
マテ茶の飲み方
マテ茶は淹れ方によって、様々な味わいが楽しめる飲み物です。
飲み慣れてきたら抽出時間をお好みで調整したり、レモンやオレンジなどをブレンドしたり、新しい魅力を見つけてくださいね。
温めたティーポットに、ティースプーン1杯分のマテ茶葉を入れ、沸騰したてのお湯を注ぎ、3分ほど蒸らしてからカップに注ぎます。
紅茶のようにミルクや砂糖、レモン、はちみつなどをブレンドしても美味しくお召し上がりいただけます。
マテは水でも抽出できます。さっぱり飲めるので、暑い季節におすすめです。ティースプーン山盛り1杯のマテ茶葉をティーポットに入れて水を注ぎ、8~10分ほど浸します。水出しをしたマテ茶は、冷蔵庫で保存してください。
コシードはグリーンのマテ茶を焙煎する飲み方です。
グリーン・マテの茶葉と砂糖を鍋やフライパンで炒めます。茶色くなり香ばしい匂いがしてきたら、水を注ぎ入れ、少し沸騰させてからいただきます。香ばしくてコクのある味わいです。ミルクを加えるのもおすすめです。
「苦マテ」はマテ茶の伝統的な飲み方です。
マテ茶を「マテ壺(ひょうたん加工品など)」に入れてボンビージャーと呼ばれる金属製のストローを使っていただきます。